MEMPCPY(3) | Linux Programmer's Manual | MEMPCPY(3) |
名前¶
mempcpy, wmempcpy - メモリ領域をコピーする
書式¶
#define _GNU_SOURCE
#include <string.h> void *mempcpy(void *dest, const void *src, size_t n); #define _GNU_SOURCE
#include <wchar.h> wchar_t *wmempcpy(wchar_t *dest, const wchar_t *src, size_t n);
説明¶
mempcpy() 関数は memcpy(3) 関数とほぼ同一である。 この関数は、 src で始まるオブジェクトから n バイトを、 dest で指されるオブジェクトにコピーする。 ただし dest の値を返すのではなく、 最後に書き込まれたバイトの後に続くバイトへのポインタを返す。
この関数はいくつかのオブジェクトが 連続的なメモリの場所にコピーされるような状況で役に立つ。
wmempcpy() 関数はこの関数と同じであるが、 wchar_t 型の引き数をとり、 n ワイド文字列をコピーする。
返り値¶
dest + n.
バージョン¶
mempcpy() は glibc バージョン 2.1 で初めて登場した。
準拠¶
この関数は GNU における拡張である。
例¶
void * combine (void *o1, size_t s1, void *o2, size_t s2) {
void *result = malloc(s1 + s2);
if (result != NULL)
mempcpy(mempcpy(result, o1, s1), o2, s2);
return result;
関連項目¶
memccpy(3), memcpy(3), memmove(3), wmemcpy(3), feature_test_macros(7)
2008-08-11 | GNU |