名前¶

starting - ジョブが開始していることを示すイベントです。

概要¶

starting JOB=JOB INSTANCE=INSTANCE [ENV]...

説明¶

starting イベントは、ジョブの新しいインスタンスが開始する時に Upstart init(8) デーモンによって生成されます。JOB 環境変数には、ジョブ名が含まれており、 INSTANCE 環境変数には、シングルインスタンスのジョブ用に空となるインスタンス名が 含まれています。

init(8) は、このイベントにより開始される全てのサービスが実行するのを、 待ち、このイベントにより開始される全てのタスクが終了するのを待ち、そして このイベントにより停止される全てのジョブが停止するのを待ってから、ジョブが 次の開始をできるようにします。

これによりジョブはそれ自身を効果的に他のジョブの依存関係として挿入できます。 このイベントは通常、サービスによって stopped(7) イベントと組み合わせられます。

ジョブの設定ファイルは export スタンザを使用して環境変数をそれ自身の環境から starting イベントにエクスポートすることができます。詳細は init(5) で ご覧下さい。

例¶

別のサービスが実行している時や、その前に開始した時や、その後に停止した時でも、 いつも実行していることを望むサービスは、以下を使用するでしょう:

start on starting apache
stop on stopped apache

別のタスク又はサービスが開始する前に実行される必要のあるタスクは以下を使用するでしょう:

start on starting postgresql

補足参照¶

started(7) stopping(7) stopped(7) init(5)