Scroll to navigation

STPCPY(3) Linux Programmer's Manual STPCPY(3)

名前

stpcpy - 文字列をコピーし、コピーした文字列の終りへのポインタを返す

書式

#define _GNU_SOURCE

#include <string.h> char *stpcpy(char *dest, const char *src);

説明

stpcpy() 関数は、src で指された文字列を (文字列を終端する '\0' を含めて) dest で指された配列にコピーする。 文字列は重複してはならず、コピー先の文字列 dest はコピーを受け取る のに十分大きくなくてはならない。

返り値

stpcpy() は、文字列 dest の始まりではなく 終りを指すポインタ (すなわち、文字列を終端する NULL バイト) を返す。

準拠

この関数は、C や POSIX.1 標準の一部ではなく、Unix システムの慣習的な ものでもないが、GNU の発明というわけでもない。 ひょっとしたら MS-DOS 由来のものかもしれない。 現在では、BSD 系にも存在する。

例として、このプログラムは foobar を連結して foobar を作るために stpcpy() を使用し、その後表示する。

#define _GNU_SOURCE
#include <string.h>
#include <stdio.h>
int
main(void)
{

char buffer[20];
char *to = buffer;
to = stpcpy(to, "foo");
to = stpcpy(to, "bar");
printf("%s\n", buffer); }

バグ

この関数はバッファ dest の範囲を行き過ぎてしまう可能性がある。

関連項目

bcopy(3), memccpy(3), memcpy(3), memmove(3), strcpy(3), wcpcpy(3), feature_test_macros(7)

2009-02-04 GNU