UNIQ(1) | General Commands Manual | UNIQ(1) |
名前¶
uniq - ソートされたファイルから重なった行を削除する
書式¶
uniq [<+|->N] [-ciduD] [-f N] [-s N] [-w N] [--all-repeated[={prepend,separate,none}]] [--check-chars=N] [--count] [--ignore-case] [--repeated] [--skip-chars=N] [--skip-fields=N] [--unique] [INFILE [OUTFILE]]
uniq [--help] [--version]
説明¶
uniq は指定された INFILE にあるユニークな (=他と内容の重ならない) 行を標準出力 (OUTFILE が指定されていたらそれ) に書き出す。 INFILE が与えられなかったり `-' だった場合には、標準入力が用いられる。
デフォルトでは、 uniq はソートされたファイルにあるユニークな行を表示する。 つまり複数の行が同一な内容を持つ場合は、1 行だけ表示して残りは捨てる。 オプションで指定すると、1 回しか現われない行だけを表示したり、 複数回現われる行だけを表示することもできる。
uniq に与える入力はソートされていなければならない。 入力がソートされていない場合は、 `sort -u' を使うのが良いだろう。
- -N, -f N, --skip-fields=N
- 同一行かどうかの判断を行う前に N 個のフィールドをスキップする。 フィールドとは空白とタブ以外の文字からなる文字列で、 フィールド間は 1 つ以上の空白かタブで区切られる。 短いオプション形式 - は推奨されない。
- +N, -s N, --skip-chars=N
- 同一行かどうかの判断を行う前に N 個の文字をスキップする。 フィールドスキップと文字スキップのオプションを両方指定した場合は、 フィールドスキップが先に行われる。 短いオプション形式 + は推奨されない。
- -c, --count
- それぞれの行が何回現われたかを行の内容とともに表示する。
- -i, --ignore-case
- 比較の際に英大文字小文字の違いを無視する。
- -d, --repeated
- 同じ内容が 2 行以上あるものだけを出力する。
- -u, --unique
- 1 回しか現われない行だけを出力する。
- -w N, --check-chars=N
- 行を比較するとき、各行の N 個の文字だけを使う。 これはフィールドや文字のスキップを行った後の数である。 デフォルトでは、スキップ後残った文字すべてが比較の対象にされる。
- -D, --all-repeated[={prepend,separate,none}]
- 重複行をすべて表示し、重複しなかった行は表示しない。 prepend が指定された場合、重複した行のグループの前に改行を出力する。 separate は、最初のグループの前に改行を出力しない以外は、 prepend と同じである。 このオプションは、主に他のオプションと組み合わせて使う。 例えば大文字小文字を無視して比較したり、 特定のフィールドだけで比較するような場合である。 このオプションは GNU による拡張である。
- --help
- 標準出力に使用方法のメッセージを出力して正常終了する。
- --version
- 標準出力にバージョン情報を出力して正常終了する。
注意¶
プログラムのバグについては
bug-textutils@gnu.org
に報告してください。
man ページは Ragnar Hojland Espinosa
<ragnar@ragnar-hojland.com>
が作成しました。
7 October 2002 | GNU textutils 2.1 |