WCPNCPY(3) | Linux Programmer's Manual | WCPNCPY(3) |
名前¶
wcpncpy - 固定長のワイド文字文字列をコピーし、その末尾を指すポインタを返す
書式¶
#define _GNU_SOURCE
#include <wchar.h> wchar_t *wcpncpy(wchar_t *dest, const wchar_t *src, size_t n);
説明¶
wcpncpy() 関数は、 stpncpy(3) 関数に対応するワイド文字関数である。 この関数は、src が指すワイド文字文字列から dest が指すワイド文字文字列 に、終端の L'\0' を含めて最大 n 文字を コピーする。ちょうど n 個のワイド文字が dest にコピーされる。つまり、 wcslen(src) の長さが n より小さければ、dest が指す配 列中の残りのワイド文字は L'\0' 文字で埋められる。もし wcslen(src) の長さが n 以上ならば、dest が指す文字列 は L'\0' で終端しない。
2 つの文字列は重なっていてはならない。
プログラマは、少なくとも n 個のワイド文字を格納できる領域を dest に確保しなければならない。
返り値¶
wcpncpy() は、最後に書き込まれたワイド文字へのポインタ、 すなわち dest + n - 1 を返す。
準拠¶
この関数は GNU 拡張である。
関連項目¶
2003-11-01 | GNU |