WCSNCASECMP(3) | Linux Programmer's Manual | WCSNCASECMP(3) |
名前¶
wcsncasecmp - 大文字と小文字を区別せず、2 つの固定長のワイド文字文字列を比較する
書式¶
#define _GNU_SOURCE #include <wchar.h> int wcsncasecmp(const wchar_t *s1, const wchar_t *s2, size_t n);
説明¶
wcsncasecmp() 関数は、 strncasecmp(3) 関数に対応するワイド文字関 数である。この関数は、s1 が指すワイド文字文字列と s2 が指 すワイド文字文字列を比較するが、最大でも先頭のワイド文字 n 個 しか比較しない。また、大文字と小文字 (towupper(3), towlower(3)) は区別しない。
返り値¶
wcsncasecmp() 関数は、s1 と s2 がそれぞれ指す文字列を n 文字に収まるように切り詰めたものを、大文字と小文字の違いを無視 して比較したときに等しければ 0 を返す。この関数は、大文字と小文字を区 別しない場合に、s1 を切り詰めたものが s2 を切り詰めたもの より大きければ正の値を返す。この関数は、大文字と小文字を区別しない場合 に、s1 を切り詰めたものが s2 を切り詰めたものより小さけれ ば負の値を返す。
準拠¶
POSIX.1-2008. この関数は POSIX.1-2001 では規定されていないが、 Linux 以外の他のシステムで広く利用可能である。
注意¶
wcsncasecmp() の動作は、現在のロケールの LC_CTYPE カテゴリに依存する。
関連項目¶
2009-02-04 | GNU |