ACOS(3) | Linux Programmer's Manual | ACOS(3) |
名前¶
acos, acosf, acosl - 逆余弦(arc cosine)関数
書式¶
#include <math.h> double acos(double x); float acosf(float x); long double acosl(long double x);
-lm でリンクする。
glibc
向けの機能検査マクロの要件
(feature_test_macros(7) 参照):
acosf(), acosl():
or cc -std=c99
説明¶
acos() 関数は x の逆余弦(arc cosine) を計算する。 すなわち、その余弦 (cosine) が x となる値である。
返り値¶
成功すると、これらの関数は x の逆余弦をラジアン単位で返す。 返り値は [0, pi] の範囲となる。
x が NaN の場合、NaN が返される。
x が +1 の場合、+0 が返される。
x が正の無限大か負の無限大の場合、 領域エラー (domain error) が発生し、NaN が返される。
x が [-1, 1] の範囲に入っていない場合、 領域エラー (domain error) が発生し、NaN が返される。
エラー¶
これらの関数を呼び出した際にエラーが発生したかの判定方法についての情報は math_error(7) を参照のこと。
以下のエラーが発生する可能性がある。
- 領域エラー (domain error): x が [-1, 1] の範囲に入っていない
- errno に EDOM が設定される。 不正 (invalid) 浮動小数点例外 (FE_INVALID) が上がる。
準拠¶
C99, POSIX.1-2001. double 版の関数は SVr4, 4.3BSD, C89 にも準拠している。
関連項目¶
asin(3), atan(3), atan2(3), cacos(3), cos(3), sin(3), tan(3)
この文書について¶
この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 3.51 の一部 である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は http://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。
2010-09-20 |