MEM(4) | Linux Programmer's Manual | MEM(4) |
名前¶
mem, kmem, port - システムメモリ(system memory)、カーネルメモリ (kernel memory)、システムポート(sysmem ports)
説明¶
mem はコンピュータのメインメモリイメージのキャラクターデバイスファ イル(character device file)である。このデバイスは、例えば、システムを 検査するため(また、パッチ(patch)をあてるため)に使われるだろう。
mem のバイトアドレス(byte address)は 物理メモリアドレスとして解釈される。 存在していない場所への参照はエラーが返される。
読み込み専用(read-only)あるいは書き込み専用(write-only)のビットへの検 査あるいはパッチ当ては予期せぬ結果をもたらすことがある。
典型的には次のようにして作られる。:
mknod -m 660 /dev/mem c 1 1
chown root:kmem /dev/mem
kmem ファイルは mem と同じだが、 物理メモリへのアクセスではなく、カーネル(kernel)の仮想 メモリ(virtual memory)へのアクセスである点が異なる。
典型的には次のようにして作られる。:
mknod -m 640 /dev/kmem c 1 2
chown root:kmem /dev/kmem
port は mem に似ているが I/O ポート(I/O ports)へのアクセスが行われる。
典型的には次のようにして作られる。:
mknod -m 660 /dev/port c 1 4
chown root:mem /dev/port
ファイル¶
/dev/mem
/dev/kmem
/dev/port
関連項目¶
この文書について¶
この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 3.51 の一部 である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は http://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。
1992-11-21 | Linux |