PTHREAD_KILL(3) | Linux Programmer's Manual | PTHREAD_KILL(3) |
名前¶
pthread_kill - スレッドにシグナルを送信する
書式¶
#include <signal.h> int pthread_kill(pthread_t thread, int sig);
-pthread を付けてコンパイルとリンクを行う。
説明¶
pthread_kill() 関数は、呼び出したスレッドと同じプロセスの スレッド thread にシグナル sig を送信する。 シグナルは非同期に thread へ直接送られる。
sig が 0 の場合、シグナルは送信されないが、 エラーチェックだけは実行される。 これを使うと、スレッド ID が存在するかの確認を行うことができる。
返り値¶
成功すると、 pthread_kill() は 0 を返す。 エラーの場合、エラー番号を返し、シグナルの送信は行わない。
エラー¶
準拠¶
POSIX.1-2001.
注意¶
シグナルの配送はプロセス全体で行われる。 シグナルハンドラが設定されている場合、 そのハンドラがスレッド thread で起動されるが、 シグナルの配送が "stop", "continue", "terminate" のいずれかの場合、 シグナルに対するアクションはプロセス全体に影響がある。
関連項目¶
kill(2), sigaction(2), sigpending(2), pthread_self(3), pthread_sigmask(3), raise(3), pthreads(7), signal(7)
この文書について¶
この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 3.51 の一部 である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は http://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。
2012-08-19 | Linux |