RUNCON(1) | ユーザーコマンド | RUNCON(1) |
名前¶
runcon - 指定されたセキュリティコンテキストでコマンドを実行する
書式¶
runcon CONTEXT COMMAND [args]
runcon [ -c ] [-u USER] [-r ROLE] [-t TYPE]
[-l RANGE] COMMAND [args]
説明¶
指定したセキュリティコンテキストで COMMAND を実行します。 セキュリティコンテキストは、完全に指定する方法と、 現在もしくは遷移セキュリティコンテキストを元に 変更する LEVEL, ROLE, TYPE, USER を指定する方法があります。
-c, -t, -u, -r, -l がどれも指定されていない場合、 最初の引き数が完全なコンテキストとして使用されます。 COMMAND より後ろに追加で引き数を指定することができ、 これらは実行するコマンドへの引き数として渡されます。
実行が成功するには、コンテキストを注意深く選択しなければならない点に 注意して下さい。
プログラムを異なるセキュリティコンテキストで実行します。 CONTEXT も COMMAND も指定しない場合は現在のセキュリティコンテキストを表示 します。
- CONTEXT
- 完全なセキュリティコンテキスト
- -c, --compute
- 修正前にコンテキスト移行処理を計算する
- -t, --type=TYPE
- タイプ (親のロールと同じにするために使用する)
- -u, --user=USER
- ユーザ識別情報
- -r, --role=ROLE
- ロール
- -l, --range=RANGE
- レバレッジ
- --help
- この使い方を表示して終了する
- --version
- バージョン情報を表示して終了する
作者¶
作者 Russell Coker。
バグの報告¶
runcon のバグを発見した場合は bug-coreutils@gnu.org に報告してください。 GNU coreutils のホームページ: <http://www.gnu.org/software/coreutils/> GNU ソフトウェアを使用する際の一般的なヘルプ: <http://www.gnu.org/gethelp/> runcon の翻訳に関するバグは <http://translationproject.org/team/ja.html> に連絡してください。 完全な文書を参照する場合は info coreutils 'runcon invocation' を実行してください。
著作権¶
Copyright © 2012 Free Software Foundation, Inc. ライセンス GPLv3+: GNU GPL version 3 or later <http://gnu.org/licenses/gpl.html>. This is free software: you are free to change and redistribute it. There is NO WARRANTY, to the extent permitted by law.
関連項目¶
runcon の完全なマニュアルは Texinfo マニュアルとして整備されている。もし、 info および runcon のプログラムが正しくインストールされているならば、コマンド
- info runcon
を使用すると完全なマニュアルを読むことができるはずだ。
2012年4月 | GNU coreutils |