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STAT(1) ユーザーコマンド STAT(1)

名前

stat - ファイルやファイルシステムの状態を表示する

書式

stat [OPTION]... FILE...

説明

ファイルまたはファイルシステムの情報を表示します。

リンクを辿る
ファイル情報の代わりにファイルシステム情報を表示する
デフォルトの代わりに FORMAT で指定した書式で表示する。 FORMAT を使用した後には改行文字を毎回出力する
解釈し、最後に改行文字を出力しない。改行が必要な場合は FORMAT に \n を含める必要がある
簡潔な形式で情報を表示する
この使い方を表示して終了する
バージョン情報を表示して終了する

ファイルに対して有効なフォーマット列 (--file-system なしの場合) は以下の通りです:

%a
アクセス権の 8 進数表記
%A
アクセス権の人間が読める形式での表記
%b
割り当てられたブロック数 (%B 参照)
%B
%b によって報告された各ブロックの大きさ (バイト単位)
%C
SELinux のセキュリティコンテキスト文字列
%d
デバイス番号の 10 進数表記
%D
デバイス番号の 16 進数表記
%f
raw モードの 16 進数表記
%F
ファイルの種類
%g
所有者のグループ ID
%G
所有者のグループ名
%h
ハードリンクの数
%i
i ノード番号
%m
マウントポイント
%n
ファイル名
%N
クォートされたファイル名。シンボリックリンクの場合は参照先ファイル名
%o
最適な I/O 転送サイズサイズのヒント情報
%s
合計サイズ (バイト単位)
%t
メジャーデバイス番号 (16 進数表記)
%T
マイナーデバイス番号 (16 進数表記)
%u
所有者のユーザ ID
%U
所有者のユーザ名
%w
最初に作成した日時 (人間が読みやすい形式)。不明な場合には -
%W
最初に作成した日時 (Epoch からの秒数)。不明な場合には 0
%x
最終アクセス日時 (人間が読みやすい形式)
%X
最終アクセス日時 (Epoch からの秒数)
%y
最終更新日時 (人間が読みやすい形式)
%Y
最終更新日時 (Epoch からの秒数)
%z
最終変更日時 (人間が読みやすい形式)
%Z
最終変更日時 (Epoch からの秒数)

ファイルシステムに対して有効な書式文字列:

%a
特権ユーザ以外が利用可能な空きブロック数
%b
ファイルシステムの合計データブロック数
%c
ファイルシステムの合計ファイルノード数
%d
ファイルシステムの空きファイルノード数
%f
ファイルシステムの空きブロック数
%i
ファイルシステム ID (16 進数表記)
%l
ファイル名の最大長
%n
ファイル名
%s
ブロックサイズ (高速転送用に使用する)
%S
基本ブロックサイズ (ブロック数を数える際に使用する)
%t
ファイルシステム種別 (16 進数表記)
%T
ファイルシステム種別 (人間が読みやすい表記)

注意: 使用しているシェルによっては組み込みコマンドとして stat を持っている場合 があり、通常はここで記述しているバージョンより優先的に使用されます。シェルの 文書を参照してオプションなどの詳細を確認してください。

作者

作者 Michael Meskes。

バグの報告

stat のバグを発見した場合は bug-coreutils@gnu.org に報告してください。 GNU coreutils のホームページ: <http://www.gnu.org/software/coreutils/> GNU ソフトウェアを使用する際の一般的なヘルプ: <http://www.gnu.org/gethelp/> stat の翻訳に関するバグは <http://translationproject.org/team/ja.html> に連絡してください。 完全な文書を参照する場合は info coreutils 'stat invocation' を実行してください。

著作権

Copyright © 2012 Free Software Foundation, Inc. ライセンス GPLv3+: GNU GPL version 3 or later <http://gnu.org/licenses/gpl.html>. This is free software: you are free to change and redistribute it. There is NO WARRANTY, to the extent permitted by law.

関連項目

stat(2)

stat の完全なマニュアルは Texinfo マニュアルとして整備されている。もし、 info および stat のプログラムが正しくインストールされているならば、コマンド

info stat

を使用すると完全なマニュアルを読むことができるはずだ。

2012年4月 GNU coreutils