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TOUPPER(3) Linux Programmer's Manual TOUPPER(3)

名前

toupper, tolower - 小文字を大文字にする。または大文字を小文字にする。

書式

#include <ctype.h>

int toupper(int c);

int tolower(int c);

説明

toupper() は、 c が大文字にできる文字であるならば大文字に変換する。

tolower() は c が小文字にできる文字であるならば小文字に変換する。

もし cunsigned char の値でないか EOF ならば、これらの関数の動作は未定義である。

返り値

変換ができれば変換後の文字を返す。できなければ変換前の c を返す。

準拠

C89, C99, 4.3BSD.

バグ

なにが大文字でなにが小文字なのかということの詳細は、現在のロケールに 依存している。たとえば、デフォルトの "C" ロケールではウムラウトを認識しないため、それらの文字は変換できない。

いくつかの非英語ロケールでは、対応する大文字を持たない小文字が存在する。 ドイツ語のエスツェットが一つの例である。

関連項目

isalpha(3), setlocale(3), towlower(3), towupper(3), locale(7)

この文書について

この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 3.51 の一部 である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は http://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。

1993-04-04 GNU