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WCSDUP(3) Linux Programmer's Manual WCSDUP(3)

名前

wcsdup - ワイド文字文字列を複製する

書式

#include <wchar.h>

wchar_t *wcsdup(const wchar_t *s);


glibc 向けの機能検査マクロの要件 (feature_test_macros(7) 参照):

wcsdup():

_XOPEN_SOURCE >= 700 || _POSIX_C_SOURCE >= 200809L
_GNU_SOURCE

説明

wcsdup() 関数は、 strdup(3) 関数のワイド文字版である。 この関数はポインタ s が指し示すワイド文字文字列の複製を 新しい領域に割り当てて返す。

新しいワイド文字文字列のためのメモリは malloc(3) を使って割り当てられる。 この領域は free(3) を使って解放すべきである。

返り値

wcsdup() 関数は、新しいワイド文字文字列へのポインタを返す。 十分なメモリがなければ NULL を返す。

エラー

複製文字列を割り当てるのに十分なメモリがない。

準拠

POSIX.1-2008. この関数は POSIX.1-2001 では規定されていないが、 Linux 以外の他のシステムで広く利用可能である。

関連項目

strdup(3), wcscpy(3)

この文書について

この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 3.51 の一部 である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は http://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。

2010-09-15 GNU