SPLIT(1) | ユーザーコマンド | SPLIT(1) |
名前¶
split - ファイルを複数に分割する
書式¶
split [OPTION]... [INPUT [PREFIX]]
説明¶
INPUT を PREFIXaa, PREFIXab, ... という固定サイズのファイルに分割します。 デフォルトの大きさは 1000 行です。デフォルトの PREFIX は 'x' です。 INPUT が指定されないか、INPUT に - を指定した場合は、標準入力から読み込まれます。 長いオプションに必須の引数は短いオプションにも必須です。
- -a, --suffix-length=N
- 接尾辞の長さを N にする (デフォルト: 2)
- --additional-suffix=SUFFIX
- ファイル名に SUFFIX を追加で付加する
- -b, --bytes=SIZE
- 出力ファイル毎の大きさを SIZE バイトにする
- -C, --line-bytes=SIZE
- 出力ファイルに含まれる行の最大サイズを SIZE にする
- -d, --numeric-suffixes[=FROM]
- 接尾辞を英字ではなく数字にする。 FROM は開始番号を変更する (デフォルトは 0)
- -e, --elide-empty-files
- '-n' を使用した時に空ファイルを作成しない
- --filter=COMMAND
- シェルコマンド COMMAND にファイル名を $FILE として出力する
- -l, --lines=NUMBER
- 出力ファイル毎の行数を NUMBER 行にする
- -n, --number=CHUNKS
- 塊 (CHUNKS) 出力ファイルを作成する。下記を参照
- -u, --unbuffered
- '-n r/...' を使用した時に、すぐに入力を出力にコピーする
- --verbose
- 各出力ファイルを開く前に診断メッセージを 表示する
- --help
- この使い方を表示して終了する
- --version
- バージョン情報を表示して終了する
SIZE は整数で、追加で単位を指定できます (例えば、10M は 10*1024*1024 です)。 単位には K, M, G, T, P, E, Z, Y (1024 の累乗) や KB, MB, ... (1000 の累乗) が使用できます。
塊 (CHUNKS) には以下を指定できます: N 入力サイズに基づいて N 個のファイルに分割する K/N N 個中 K 番目を標準出力に出力する l/N 行内の分割はしないで N 個のファイルに分割する l/K/N 行内の分割はしないで N 個中 K 番目を標準出力に出力する r/N 'l' と同様だがラウンドロビン分割をする r/K/N 上記と同様だが N 個中 K 番目を標準出力に出力する
作者¶
作者 Torbjörn Granlund および Richard M. Stallman。
バグの報告¶
split のバグを発見した場合は bug-coreutils@gnu.org に報告してください。 GNU coreutils のホームページ: <http://www.gnu.org/software/coreutils/> GNU ソフトウェアを使用する際の一般的なヘルプ: <http://www.gnu.org/gethelp/> split の翻訳に関するバグは <http://translationproject.org/team/ja.html> に連絡してください。 完全な文書を参照する場合は info coreutils 'split invocation' を実行してください。
著作権¶
Copyright © 2012 Free Software Foundation, Inc. ライセンス GPLv3+: GNU GPL version 3 or later <http://gnu.org/licenses/gpl.html>. This is free software: you are free to change and redistribute it. There is NO WARRANTY, to the extent permitted by law.
関連項目¶
split の完全なマニュアルは Texinfo マニュアルとして整備されている。もし、 info および split のプログラムが正しくインストールされているならば、コマンド
- info split
を使用すると完全なマニュアルを読むことができるはずだ。
2012年4月 | GNU coreutils |